本当の幸せ BY江原啓之 |
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2008-05-31 Sat 16:47
「緩和ケア」…もう医療の手を尽くせなくなったような人が、死の怖れを緩和するために受けるケア…との関連のお話。
「緩和ケア」をしているお医者さんの立場からすると、医療的な投薬はもう効かないと分かっていても、「何かをすることで希望を持ちたい」という患者さんには、代替療法を勧めるのだそうですね。 そうしたら、70代で前立腺がんを患っていたおじいちゃんが、2週間に一度ずつ、若い女性二人のボランティアによる「カラー療法」(ぬり絵のようなもの)をしていたら、「腫瘍マーカー」の数値がどんどん下がっていったそうなのです! お医者さんは、 「あれは「カラー療法のせい」、というよりも、「お姉ちゃん療法」のせいでしょう」と言ってましたが…(笑)。 このように、「心の持ち方」でも、自分の肉体の終わりの時の QOL(生活の質)は変わっていくんですよね。 けれど、江原さんは、代替療法は、「狭義」のスピリチュアルケアだ、と言います。 心や体の慰めにはなるのですが、根本ではないと言うのですね。 江原さんは、「広義のスピリチュアルケア」とは、「人生哲学を持つこと」と言います。 つまり、 「人はなぜ生まれたか、なぜ生きるのか、病気や苦しみはなぜあるのか、仕事はなぜしないといけないのか」… そういうことに対して、自分がしっかりとした「生命倫理」を持つことが、病や苦しいことに直面しても、目先の楽さを求めるだけでなく、 受け止めることができるようになる、と言うのです。 もちろん、体が痛かったり辛かったりするのは、できるのであれば、和らげます。 けれど、「死にたくない」と言っても、人は、一人残らず、生まれたからには死ぬことが定められているわけです。 死なないために、自分や周囲の人のエネルギーをすり減らし、 医療者に求めたり、責めたりするのであれば… 「どう生きるか」を充実させたほうがいいですよね。 ホスピスの先生が、たくさんの患者さんを見ていて悟ったことは、 「人は、生きるように死んでいく」 ということだそうです。 同じ病気の人が二人いて、同じ治療をしても、「楽になったような気がします、ありがとうございます」と感謝している人は、逝く時も感謝に満ち、周りの人も感謝しながらお別れするそうです。 けれど、 「何をしてもダメですよ。もっとできることないんですか?」 というように、責めてばかりいる人は、逝く時も不満で、周りの人も疲れ果てているそうなのです。 「楽であれば幸せで、そうでなければすべて不満」 であれば、不満が多いでしょう。 けれど、楽ばかりだったら、不自由な肉体を持って生まれてきた意味がないんですよね。 だから、「人生はいろんなことがあるが当然」という人生哲学があれば、楽しいことは楽しめるし、苦しいことも想定内だから、学べばいいと分かるのです。 そして、「すべて自分の成長のため」と思えれば、不満もなく、 自分にできることを心をこめてやり、幸せになれるんですね。 江原さんは、 「本当の幸せは、何も怖れないこと」 と言います。 幸せは、「何を得たか」でなく、「なにも怖れることがない」こと。 死ぬのは怖いことだけれど、死ぬのは当然のことであり、 死ぬからこそ、命を大切にしようと思うのです。 執着するのでなく、「今日一日をどう生きるか。どれだけの思い出を込められたか」… 江原さんの言葉を聞いていると、悪い出来事を否定するのでなく受け入れ、そして、命を、生きることを大切にしようとしみじみと思わされます。 さらに、幸せは、人に何かしてもらうということを求めたり依存することでなく、「自分」にかかっている、ということも分かります。 |
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| 心も体も自然のままに・・・ |
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